カエルが苦手な人も思わずトリコになるかもしれない、グミガエルと呼ばれるかわいいカエルを知っていますか?
グミガエルには、スケルトンな体や小さなサイズ感、鳥のさえずりのような鳴き声など魅力がいっぱい。葉っぱに擬態して眠る姿は、まるで溶けているようです。今回はそんなグミガエルの愛らしい姿を紹介します。
この記事を読んで、小さくてかわいいカエルに癒されてください。
目次
グミガエルってどんなカエル?
画像提供:@ieame_camico
グミガエルと呼ばれていますが、正式には「フライシュマンアマガエルモドキ」という名前がついています。メキシコ南部からエクアドルにかけて広く分布しており、中南米に生息しています。野生下では、樹上で生活しているツリーフロッグです。
グミガエルは何を食べるの?
野生のグミガエルは、主に小さな虫を食べて暮らしています。飼育下では、毎日生きたショウジョウバエやコオロギなどを与えるのが一般的です。
基本的には、動く獲物しか捕食しないため、生きた虫を毎日用意する必要があります。グミガエルを飼育する場合は、常に生きた虫が手に入るようにしておくことが重要です。
グミガエルをペットに!寿命や値段
グミガエルの平均的な寿命は5〜8年だといわれています。しかし、ペットとしての歴史がまだ浅いため、詳しいことはまだわかっていません。
生態価格の相場は9,000〜15,000円ほどで、比較的手に入れやすい価格帯だといえるでしょう。飼育も初心者向けで、小さく静かで飼いやすい点が人気の理由です。
ちっちゃくてかわいい!グミガエル
グミガエル(フライシュマンアマガエルモドキ)は、指先に乗るほど小さくてかわいらしいカエル。小さな体で葉っぱに張り付いて擬態したり、透けて見える体も魅力です。
葉っぱの上で溶ける姿がかわいい!
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葉っぱと同化して溶けている姿がかわいらしいグミガエル。鮮やかな緑色の体で葉っぱに張り付き、まるで葉っぱの一部かのように擬態して眠っています。
夜行性のため、昼間は葉っぱや木の影でじっとして過ごします。このように愛らしい姿を楽しめるのは眠っているときだけ。思わず目を引くキュートなカエルです。
グミガエルは体がスケスケ?!
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グミガエルは、体が透けていて内臓や血管が見える独特な特徴を持っています。とくにおなかの部分は透明感が強く、心臓が動いている様子まで確認できるほどです。
透明なケースに張り付くと、その透けた体が一層際立ちます。この神秘的な体の構造が、グミガエルの魅力のひとつともいえるでしょう。普段目にすることのない生き物の内側を観察できるのは興味深いですね。
指先に乗れるほどの小さいカラダ
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グミガエルは、成長しても体長2〜3cm程度にしかなりません。指先に乗せられるほどのサイズ感で、オスの方がメスよりも少しだけ大きいといわれています。しかし、実際にはその差はわずかで、見分けるのが難しいことがほとんどです。
この小さな体で葉っぱに張り付いて巧みに擬態する姿は、自然のなかでは見逃してしまいそうですね。
かわいいだけじゃない?!グミガエルの豆知識
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グミガエルの特徴は見た目のかわいさだけではありません。鳴き声が控えめで飼いやすい点も人気です。毒を持つという特徴も詳しく解説します。
鳥のさえずりのような鳴き声
高くて小さな鳴き声を持ち、まるで鳥のさえずりのように聞こえます。夜行性のため、鳴くのは主に夜です。鳴き声が小さいため、近所迷惑になる心配はありません。
また、鳴く頻度が少なく、鳴き声が原因で飼主を困らせることもほとんどないといっていいでしょう。控えめでかわいらしい鳴き声も、グミガエルの魅力のひとつです。
グミガエルは毒を持つ?
グミガエルに限らず、カエルやイモリなどの両生類が持つ一般的な特徴として、体表に微弱な毒を持っていることがあげられます。
毒自体はそこまで強くないものの、カエルにさわったあとの手で目や口をさわると、腫れやかゆみを引き起こすことがあります。人体に大きな影響を及ぼすことはほとんどありませんが、グミガエルにふれたあとは必ず手を洗い、毒から身を守ることが大切です。
かわいいグミガエルを眺めて癒されよう
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今回は「グミガエル(フライシュマンアマガエルモドキ)」を紹介しました。グミガエルは専門のブリーダーやエキゾチックアニマルの即売会などで購入できます。
飼育を検討している人は、初心者向けのペットとはいえ、しっかり情報を集めたうえで環境を整えてあげましょう。この記事をきっかけに、ぜひかわいくて魅力的なグミガエルに癒されてください。