画像提供:@abcde.cd.k

大型犬には、特有のしつけが必要になります。お散歩や食事、トレーニングなどにも小型犬とは異なる手間が求められます。

しかしその苦労を乗り越えた先には、大型犬ならではの存在感や安心感が伴った絆が育まれるでしょう。

今回紹介するのは、数ある大型犬の中でも独特な存在感を放つ「チャウチャウ」です。

ちょっぴり頑固でマイペースなところも魅力のチャウチャウ。信頼関係が育まれると、穏やかで幸せそうな表情を見せてくれるのです。

チャウチャウはどんな犬種?

チャウチャウは、ルーツが謎に包まれたミステリアスな犬種です。サモエドとチベタンマスティフの交配種という説や、中国古代犬種であるハンドッグをルーツに持つともいわれています。

チャウチャウの特徴|大きさや体重は?

大型犬の中では比較的小さめな体格(オスは平均約28kg、メスは平均約24kg)ですが、フワフワのラフコートの中には豊富な筋肉量が隠されています。

チャウチャウの性格はマイペースで頑固者?!

性格はマイペースで頑固者、警戒心や独立心が強いことが特徴です。基本的に愛想が良い犬種ではなく友好的な個体も少ない傾向にあるため、初心者にはあまり向いていません。

しかし適切なしつけを行うことで、飼主に従順で誠実なパートナーに育ってくれます。感情をあまり表に出さない性質も伴い、深い心の結びつきを感じられるでしょう。

マイペースな忠犬!チャウチャウの魅力に触れてみよう

画像提供:@eboshi_chow

チャウチャウは、見た目も性格も独特な特徴を持っている犬種です。「名前は知っているけれど、実物は見たことがない」という人も多いのではないでしょうか?

今回は、SNSでも個性が光るチャウチャウのみんなを集めてみました!図鑑だけではわからないチャウチャウの魅力を、存分に楽しんでいただけると幸いです。

この憎めない表情がたまらない!

まずは、@chiaotzu0505さんと暮らしているチャウチャウの「チャオズ」さんを紹介します。見てください、この愛くるしい表情……!

ちょうどサマーカットの直後なのか、絶妙なキョトン顔がしっかり確認できちゃいます。筋肉質でガッシリとした体格も伴って、ぬいぐるみと錯覚してしまいそうです!

画像提供:@chiaotzu0505

大きな体に秘められた従順と冷静

@abcde.cd.kさんと暮らすチャコちゃんは、モフモフの毛並みと優しい表情が魅力の女の子。本来チャウチャウは警戒心が強い犬種ですが、チャコちゃんは猫さんとも仲良くできる優しさを持っています。

チャウチャウは従順さと冷静さを兼ね備えていることも特徴です。しっかりトレーニングを行えば、大型犬ならではのどっしりとした器の大きさを感じられます!

画像提供:@abcde.cd.k

チャウチャウの個性は「舌」にも出ている!

@kurizo_chowさんのパートナーは、チャウチャウの「くり蔵」くん!名前からして最高に可愛いくり蔵君は、お利口に座りながらチャウチャウ特有の「青い舌」もしっかりアピールしてくれています。

チャウチャウの舌が青い理由は、実はまだ解明されていません。チャウチャウの先祖と考えられるハンドッグの舌もやや青いため、遺伝の観点での関係性が示唆されています。

チャウチャウが「僕の舌が青い理由はね〜」と教えてくれたらいいのに……!と思いつつ、チャウチャウのミステリアスさを感じる魅力の一つといえるでしょう。

画像提供:@kurizo_chow

チャウチャウの子犬は、まるでぬいぐるみ?!

サマーカットのチャウチャウはもちろん、子犬のチャウチャウも「ぬいぐるみレベル」が高すぎる!@eboshi_chowさんと暮らす「えぼし」くんは、2022年10月に生まれたばかりの男の子です。

こちらの画像は、当時生後3ヵ月の姿……!「つぶらな瞳」という言葉は、チャウチャウの子犬のためにあるのでは?と思ってしまう愛らしさです。

ちなみにチャウチャウの舌は生まれたときから青いわけではなく、ピンクの舌が生後10週程度の期間をかけて青く染まっていくのだとか。一体なぜ?不思議すぎる!

画像提供:@eboshi_chow

暑さは苦手…夏のフォローはよろしくね!

@shishimaru_chowさんと暮らす「シシマル」君は、夏の風物詩であるアジサイと一緒にニッコリ。

モフモフの被毛を持つチャウチャウは、日本の高温多湿の夏がとっても苦手です。

暑い季節では、温度管理をしながら熱中症から守ってあげる必要があります。もちろん、サマーカットも手段の一つです!

涼しく過ごせる工夫を取り入れてあげれば、シシマル君のように余裕のあるお出かけができますよ。ただし暑い日の昼間の散歩は控え、連れ出す際も日陰を選んであげてくださいね!

画像提供:@shishimaru_chow

チャウチャウの飼い方は?子犬・成犬の値段も紹介

ここでは、魅力たっぷりのチャウチャウの飼育方法をご紹介します。

チャウチャウならではの飼育のコツや、子犬・成犬の値段も解説していきますので、チャウチャウのお迎えを検討している人はぜひ参考にしてくださいね。


画像提供:@kurizo_chow

チャウチャウの飼い方・注意点

チャウチャウの飼育の際は、持ち前の警戒心の強さから周りにけがをさせないために、基本のしつけが重要です。

頑固で攻撃性が強い子も多いため、家族以外の人や犬との密な触れ合いは「待て」や「ダメ」などを覚えさせてからにしましょう。

しつけが入ったら、社交性を育成するために積極的にコミュニケーションをとらせることをおすすめします。

チャウチャウは暑さに弱い犬種であるため、温度管理をしっかり行う必要があります。

チャウチャウが快適に過ごせる温度は22~25℃、湿度は50%程度といわれています。とくに夏場は熱中症や脱水防止のために、エアコンや冷却シートなどで調整しましょう。

ラフコートの場合は2日に1回、スムースコートの場合は週1回のブラッシングを行うことで、被毛をケアしつつスキンシップもできます。

耳は耳垢が溜まりやすい形状をしているため、イヤーローションで小まめに掃除することでトラブルを防げます。

子犬・成犬それぞれのチャウチャウの値段は?

チワワやトイプードルなどの人気犬種と比べると、チャウチャウは流通数が少なく個体価格も高価になる傾向に。

子犬の場合は、ブリーダー・ショップに限らず40万前後が相場です。血統が優れていたり若い個体であったりする場合は、50万円を越えるケースもあります。

チャウチャウの子犬の多くは成犬までに飼主が決まるため、成犬の個体を探すことは困難です。

犬は基本的に月齢を重ねるほど価格が下がることと、大手ブリーダーサイトによるチャウチャウの最低価格は32万円であることから、成犬が募集される際は25~30万程度と予想されます。

チャウチャウの寿命は?

チャウチャウの平均寿命は10歳前後です。なかには9~15歳と幅広い年齢を提示している情報もあり、個体差が大きいことがわかります。

大型犬の平均寿命が13歳程度といわれているため、平均よりもやや短めな印象を受けます。

チャウチャウに健康に長生きしてもらうために気をつけたい病気が、独特な顔の形状と関連する「鼻腔狭窄症(びくうきょうさくそう)」「軟口蓋過長(なんこうがいかちょうしょう)」「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」などです。 

違和感にすぐに気づけるように、ブラッシングやスキンシップによる触れ合いを欠かさないように心がけましょう。

従順なチャウチャウは、心強く誠実なパートナー

画像提供:@chiaotzu0505

今回は、冷静さと従順さを兼ね備えたチャウチャウを紹介しました。

地球上には700種類もの犬種が存在しているといわれています。種類ごとに性格や性質が異なり、どの犬種も他には代えられないような魅力を持っています。

その中でもチャウチャウは、独立心の強さや誠実さが光る犬種です。

被毛ケアやトレーニングなどのしつけを苦に感じず、愛犬とじっくり絆を育んでいきたい人にはおすすめの犬種だといえるでしょう。

 

大型犬オーナーさんに大型犬の魅力を伺いました!ぜひチェックしてみてください!

【あわせて読む】

もふもふでダイナミック♡大型犬の魅力