まとめ
    • 犬も寒さを感じている!
    • シングルコートの犬は寒さを感じやすい
    • 震えたり、丸くなったりしていたら要注意!
    • エアコンや毛布などを活用して対策しよう

今年の夏は本当に暑かったですよね。そんな暑さが落ち着いたら、いよいよ本格的に寒い季節がやってきます。犬は全身を毛に覆われているため、寒さに強いのではないかと思う人もいるでしょう。

しかし、なかには寒さに弱い犬もいることを知っていますか。今回は寒さを感じやすい犬の特徴や、おすすめの寒さ対策を紹介します。

犬を飼っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

犬も寒さを感じるの?

犬の平均体温は38度台と高いため、人よりは寒さに強いです。

しかし、気温が低くなる秋冬シーズンや寒くなる夜は、犬も寒さを感じています。

犬は全身を毛で覆われているため温かそうに見えますが、お腹の毛は薄く、寒くなると保温することが難しいのです。

「自分の毛で暖をとれるだろう」と思っていても、実は愛犬が寒がっていることも。

秋冬の寒い時期は、寒さ対策をする必要がないか愛犬の様子をよく見てあげることが大切です。

犬が寒いと感じる温度

犬が快適に感じる室温、湿度は以下のとおりです。

  • 室温:23〜26℃
  • 湿度:45〜65%

寒くなると、室温が一桁になることもありますよね。そのときは愛犬が寒さを感じている可能性が高いので、室温計などでこまめに室内の温度をチェックしておくといいでしょう。

寒さに弱い犬の特徴

犬のなかには寒さに強い犬と、弱い犬がいます。その違いは、主に被毛の種類やサイズ、年齢などが関係していることが多いです。

被毛の種類は、以下2種類があります。

  • ダブルコート:硬い毛であるオーバーコートと、柔らかい毛のアンダーコートのどちらも持つ犬
  • シングルコート:オーバーコートのみを持つ犬

柴犬やチワワ、ゴールデンレトリバーなどのダブルコートといわれる犬種は、寒さに強いといわれています。

一方で、シングルコートの犬種は寒さに弱く、犬種としてはトイプードル・マルチーズ・ヨークシャーテリアなどがあげられます。

そのほかにも、スムースコートと呼ばれる短い被毛を持つ犬種がいます。イタリアングレーハウンド・ミニチュアピンシャー・スムースコートチワワなど、外気温の影響を受けやすく、寒さに弱い犬種です。

また、以下に該当する犬は寒さを感じやすいといわれています。

  • 小型犬
  • 子犬・シニア犬
  • シングルコートの犬
  • スムースコートの犬
  • 病中・病後の犬
  • 室内で飼育している犬

愛犬がこのなかのどれかに該当していたら、寒さ対策をしたほうがいいでしょう。

犬が寒いと感じているときのサイン

犬は寒さを感じていても、我慢してしまうことがあります。

そのため、以下のような愛犬が寒いと感じているときのサインを見逃さないことが大切です。

  • ブルブルと震えている
  • 体を丸くしている
  • 布団や毛布にもぐる
  • 散歩を嫌がる
  • 飼主の近くにいる

これらの行動をしていたら、室温やケージの位置、寝床の環境などを確認してあげましょう。

犬の寒さ対策におすすめのアイテム

ここでは「電気を使うもの・使わないもの」に分けて、犬を寒さから守る際におすすめのアイテムを紹介します。本格的に寒くなる前に、そろえておきましょう。

電気を使うアイテム

温度調整などを自動でやってくれるため、便利なアイテムです。ただ、コードがあるものが多いので、愛犬がかじらないように隠すなどの対策をしてあげましょう。

エアコン

広い部屋でも全体を暖めてくれるので、秋冬には欠かせない家電です。ただ、人にとっては快適な温度でも、愛犬には暑すぎることも。

ハアハアと口を開けて呼吸しているときは、設定温度を下げてあげてください。

ホットカーペット

エアコンだと乾燥が気になるという人や、床の冷たさを感じたときはホットカーペットの使用がおすすめです。

エアコン同様、部屋全体に敷くと犬にとって暑すぎることがあるため、涼める場所を作ってあげましょう

ペット用のヒーター

ペット用ヒーターも、寒さ対策におすすめのアイテムです。小さめの電気マットなので、ケージのなかや、ペットベッドなどと組み合わせて使えます

電気を使わないアイテム

コードの必要がないので感電の心配がなく、手軽に使えるのがメリットです。

湯たんぽ

湯たんぽは電気を使わずに暖をとれるので、経済的な負担が少ないアイテムです。愛犬にコードをかじる癖があると、留守番のときや夜の間が不安に感じる人もいるでしょう。

湯たんぽなら、感電する可能性がないため安心といえます。

毛布・ブランケット

犬用に毛布やブランケットを用意して、ケージや寝床に敷けば簡単に寒さ対策が可能です。寒いときは毛布に寝そべったり、もぐったりして自由に使えるため、愛犬にとっても活用しやすいアイテムでしょう。

カーペットやジョイントマット

冬は床の底冷えで、寒さを感じやすいです。普段床に何も敷いていない人は、カーペットやジョイントマットを敷くのもいいでしょう。

ジョイントマットはかじって誤飲する可能性もあるため、心配であればカーペットを選ぶのがおすすめです。

犬用の洋服

寒そうにしていたら、犬用の洋服を着せてあげるのもひとつです。最近はダウンジャケットやコートなど、熱を逃しにくい服も販売されています。

愛犬が服を着ることを嫌がらない場合は、購入を検討してみてください。

犬の寒さ対策で気をつけるべきこと・注意点3つ

犬の寒さ対策で気をつけるべきこともあります。安全に秋冬を乗り越えるために、ぜひ参考にしてください。

1.やけどに注意する

ヒーターや湯たんぽなど細かい温度調整ができないアイテムを使用する場合、やけどに注意しましょう。ヒーターを使う場合は犬が近づきすぎないように柵を置く、湯たんぽを置くならタオルやカバーで包むなどで対策しておくと安心です。

2.脱水・乾燥に注意する

エアコンなどを使うと、部屋が乾燥しますよね。乾燥によって、愛犬が脱水症状になる可能性もあります。

加湿器を置いたり、濡れタオルを干したりして湿度が下がりすぎないようにしてあげましょう。

また、寒いからといって飲み水を減らすのもNG。外出時はいつもより多めに入れてあげてくださいね。

3.コンセントはなるべく隠す

ホットカーペットや、ペット用ヒーターなどにはコードがついています。いたずら好きの愛犬を飼っている方は、なるべくコードやコンセントを隠すようにしましょう。

不安な人は、毛布やブランケットなど電気を使わないアイテムを活用すると安心です。

寒い時期は犬のために対策してあげよう!

この記事では、犬の寒さ対策が必要な理由やおすすめの対策方法について解説しました。本格的な冬になる前に、愛犬が寒さを防げるように準備してあげてください。

以下の記事では、寒さに弱い犬種をまとめて紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。

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