まとめ
  • リスザルは、サルの中では比較的ペットとして飼いやすい!
  • 好奇心旺盛で感受性豊かな性格が魅力
  • ペットショップや里親募集の掲示板サイトから探そう

小さくてふわふわとした、ぬいぐるみのようなルックスがなんとも可愛らしい「リスザル」。リスザルをペットにしている芸能人やYouTuberなどの投稿を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか? 

しかし、いざリスザルをペットにしようと思っても「本当に自分でも飼えるのだろうか」「どんな生き物なの?」と不安を抱いている人もいるはず。そこでこの記事では、リスザルを飼う魅力や生体、飼う前の注意点や費用などを動物好きライターが紹介します!

クリっとした目がかわいい♡リスザルと一緒に暮らす魅力

ペットとして飼えるサルの一種であるリスザル。クリクリの目やもふもふした毛並み、そしてリスのような身軽な動きが特徴です。

そんなリスザルのかわいさを発信している飼主さんのSNSを4つ紹介します。リスザルと一緒に暮らす魅力をぜひチェックしてみてください!

毛色や口元も個性豊か!

@akagai7175さんはリスザルの「ちっち」くんと暮らしています。こちらは、ちっちくんが飼主さんのお膝のうえでくつろいでいる様子です。

個体によって口元や毛の色に差があるリスザル。色素のうすい口元や目がちっちくんの特徴です!うるうる愛らしい顔で見つめられたら、1日の疲れがあっという間に飛んでいきそうですね。

画像提供:@akagai7175

寝顔がまるで人の赤ちゃん?!

すやすやと眠る寝顔はまるで人の赤ちゃんみたい♡@tyatyuさんと暮らす「サスケ」くんは12歳のリスザルです。自然界では10〜15歳、ペットとして飼われると20歳前後まで生きるといわれているリスザル。何歳になっても、リスザルのかわいさは衰えません!

画像提供:@tyatyu

ミルクも自分で飲む!

手先が器用なこともリスザルの特徴!@l.k.l_1288さんと暮らすのはコモンリスザルの「LEO(レオ)」くんです。現在2歳のレオくんですが、まだまだミルクが大好き。飼主さんに作ってもらったミルクを自分で支えて飲む姿は、なんともいえないかわいさです♡

画像提供:@l.k.l_1288

お散歩で運動不足解消!

@momo20200711さんとのお散歩が大好きなリスザルの「もも」ちゃん!リスザルは運動が必要な動物のため、飼主さんのなかには一緒にお散歩に行く方もいます。お外で楽しそうに過ごす姿を見て、思わずほっこり♡お散歩の際は、ハーネスやリードは欠かせません。

画像提供:@momo20200711

リスザルとは|ペットとして飼育しやすい小さなサル!

リスザルとは、オマキザル科リスザル亜科リスザル属に属するサルのことです。リスザルを飼いたいと思っても「生態や特徴についてよく知らない」という人も多いはず。

ここではリスザルの性格や寿命など、飼う前に知っておきたいことを解説します!なお「コモンリスザル」が代表的な種類として知られているため、記事ではこちらの種類を紹介します。

リスザルの特徴は?どんな見た目?

リスザルという名前のとおり、体のサイズや色がリスと似ているのが特徴です。体毛は薄茶色やグレーで、手足のオレンジ色がユニーク。

顔や体つきはシャープで、くりくりとしたキュートな目も魅力です。身体のサイズは以下のとおり。

  • 体長:30cm前後
  • しっぽの長さ:40cm前後
  • 体重は1kg前後

小柄なサイズ感のため、ペットとして飼いやすいサルといえます。

好奇心旺盛な性格が魅力!

リスザルは、サルのなかでもペットとして飼いやすいといわれています。その理由は、比較的おとなしく、人にフレンドリーな性格だから。

頭がよく、好奇心も旺盛でいろいろなものに興味を持ったり遊んだりと、感受性豊かな性格が魅力です。一方で、嫉妬心や独立心を抱くこともあり、怒ったときは噛んだり嫌がらせをしたりなど、攻撃することもあります。

長い場合は20年も?!【リスザルの寿命】

リスザルの寿命は、ペットとして飼える動物のなかでも比較的長いです。自然界だと寿命は10〜15年程度ですが、飼育されている状況では外敵がいないこともあり20年近く生きるリスザルもいます。

長生きする動物のため、ペットとしてお迎えしたい場合は本当に終生飼育ができるかどうか、よく考えることが大切といえるでしょう。

南米産まれで、湿度や気温は高めが好き【原産国・生息地】

リスザルはアマゾン川付近を中心とした南米大陸の北部地域の国(ブラジル・コロンビア・エクアドルなど)に生息しています。熱帯地域で暮らしていることもあり、湿度や気温が高い環境を好むのが特徴です。

リスザルを飼育する前に知っておきたい注意点

リスザルはかわいらしく、感受性豊かで一緒に生活していて飽きない動物です。しかし、実際にペットとして飼育する前に知っておきたい、以下のような注意点もあります。

  • トイレのしつけはできない
  • 十分に運動ができる広いスペースが必要になる
  • 室温が高い環境で飼うため餌やトイレの臭いが出やすい
  • 寒さに弱いため室温管理がむずかしい
  • 日光浴をする時間を作る必要がある
  • 診てもらえる病院が少ない
  • 噛むことがある など

サルのなかでは比較的飼いやすいといわれていますが、犬や猫などほかのペットと比べると、飼いにくいことでも知られているリスザル後悔しないためにも、飼う前の注意点をしっかり把握したうえでお迎えするようにしましょう。

リスザルをペットにしたい!値段は?

リスザルの流通数は少なく、一部のペットショップでしか販売されていません。また、価格は平均40〜60万円ほどと高く、現在では200万円前後で販売されていることもあるそうです。

エキゾチックアニマルを取り扱っている信頼できる店舗やブリーダーの情報を確認し、リスザルが販売されていないかどうか定期的にリサーチする必要があるでしょう。

リスザルはどこで飼える?ペットショップや里親募集を探そう!

リスザルが販売されているのはペットショップですが、まれに里親募集の掲示板サイトに掲載されていることもあります。里親になりたいという人は、複数の掲示板サイトをこまめに確認するのがおすすめ!

しかし、里親に出されることでリスザル自身も大きなストレスや不安を抱えています。ペットショップで購入する個体よりも飼育がむずかしいケースがあることを、頭の片隅に入れておくことが大切です。

広いスペースは必須!リスザルの飼育に必要なもの・費用

リスザルを飼育するうえで、基本的に必要なものを紹介します。

  • ケージ(1mより大きいもの)
  • ヒーター
  • 登り木・止まり木
  • えさ入れ・給水器(犬猫などほかペット用でも代用可能)
  • えさ(主食:モンキーフード、副食:果物や野菜、昆虫やササミ など)
  • 紫外線ライト
  • 首輪 or ハーネス
  • リード
  • おもちゃ

リスザルは活動量が多いため、大きめのケージを用意しましょう。最低でも、オウムなどの大型鳥類用のケージを準備するのがよいです。

また、リスザルは木の上で生活している動物のため、ケージの中で上下に運動できるように登り木をおいてあげます。ほかにも、リスザルは寒さに弱いためヒーターのような暖をとれるものを飼育スペースのまわりに置いて、室温25〜30℃を維持しましょう。

また、飼い始めは病気やウイルスの有無を確認するために、検査や検診に行く必要があります。そのため、初月は約10万円ほどのお金がかかることを念頭に入れて、お迎えするようにしましょう。

リスザルの飼育には環境づくりと覚悟が大切!

リスザルはサルのなかでは比較的飼育しやすいといわれています。感受性豊かで、まるで人の赤ちゃんのような姿が垣間見えるのもリスザルの魅力です。

しかし、トイレのしつけができなかったり、室温を管理する必要があるなどお世話が大変な一面も。20年近く生きることを踏まえて、ペットとして飼う際は終生飼育をするという覚悟を持つことが大切です!

 

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