まとめ
  • うさぎは基本的にはおとなしい動物
  • 思春期のオスは縄張り争いなどで激しいケンカをすることがある
  • うさぎは体調の悪さを隠すので、日頃からの目配りと体調管理が大切

うさぎっておとなしくてさびしがりで、放っておかれるとさびしくて死んでしまう生き物。そんな風に思ってる人も多いのでは?

今回はうさぎのふれあいコーナーも運営している、伊香保グリーン牧場のうさぎの飼育担当佐藤さんに、うさぎの生態について詳しくお話を聞いてみました

◆取材・監修:飼育スタッフ

うさぎの飼育担当 佐藤さん

手作りが大好きで何でもハンドメイドで作れちゃう器用な佐藤さん。うさぎのふれあいコーナーの飾りも全て佐藤さんのお手製なのだそうです!

伊香保グリーン牧場は動物とのふれあいコーナーが充実!

伊香保グリーン牧場(以下グリーン牧場)は伊香保温泉に近く、都心からも約2時間半で行ける自然に囲まれた牧場です。羊や山羊とお散歩できたり、うさぎとふれあえたり、馬に乗れたりと、体験型の牧場になっています。

200頭以上飼育しているという羊と牧羊犬のシープドックショーは圧巻!家族で楽しめる牧場です。

うさぎのふれあいコーナーの入り口にはその日ふれあえるうさぎの写真と名前が貼り出してあるので、ふれあったうさぎの名前を覚えて帰れます。

うさぎ61羽の飼育を担当するのは3人!

2023年1月現在、伊香保グリーン牧場には61羽のうさぎが飼育されています。その61羽のうさぎは2〜3人で担当し、お世話をしているそうです。

では、それぞれ性格の違ううさぎたちとどのように関わっているのでしょうか?

うさぎはその日によって餌やりコーナーでおやつをもらうこともあります。餌やりコーナーで食べ過ぎたりしないのか聞いたところ、食事は決まっていて、餌やりコーナーでもらうのはあくまでもおやつだそうで、おやつを食べ過ぎて太ったりということはないそうです。

うさぎの飼育スタッフのお仕事内容は?

うさぎのお世話としては、チモシー(干し草)やペレットを与えるのがメインの仕事だとか。欠かせないのは水の交換。これから暑い季節になるとうさぎも熱中症になるので、水の補給は欠かせません。

また曜日ごとに決まっている掃除場所を掃除するのも仕事だそうです。

61羽のうさぎは日によって、ふれあいコーナーや餌やりコーナーでお仕事をします。そんなうさぎのお仕事のサポートも飼育スタッフが担当するのだそうです。

飼育スタッフはうさぎ61羽全ての見分けがつく!?

グリーン牧場のうさぎには1匹1匹に名前がついています。名前のついたうさぎの見分けがつくかどうか聞いてみたところ…

見分けはつきます!模様はもちろんですが、身体の形や耳の長さ、目の大きさなどなど、1匹1匹それぞれに違いがあります」とのこと。

毎日愛情を持ってお世話していると、小さな違いや動きなどでちゃんと違いがわかるんですね!

飼育スタッフおすすめのうさぎの可愛いポイントとは?

うさぎの可愛いポイントについてお話を聞いてみると、

「うさぎの仕草がとにかく可愛いです!毛づくろいしているところや、顔洗っている時、あくびをしている時なんてずっと見ていられます。手をなめている時なんて思わずうっとりしちゃいます。他にもテンションが上がるとお尻を振りながらぴょんぴょん跳ねるんですが、そんなところは最高に可愛い瞬間です!」

と、テンション高めに回答してくれました。

うさぎって本当は気性が荒いって本当?

うさぎはおとなしいと言われていますが、ケンカする時はかなり激しいという話も聞きます。その辺りについても佐藤さんにお話を聞いてみました。

思春期のオスは一味違う!?

「うさぎは基本的におとなしい生き物ですが、オス同士の縄張り争いなどでケンカが起きると、激しいケンカになるケースがありますね。

うさぎは群れを作って生活する生き物なので、ある程度序列が決まるとケンカにはならないです。

ただ、生後3〜4ヶ月くらいの時期はちょうど思春期になり、思春期のオスは男性ホルモンの影響で血気盛んな傾向があるようです。

ある程度成長すると落ち着いてきますが、思春期のオス同士のケンカはなかなか壮絶なものがあるので、その時期は一緒にしておかないなど気をつけています」

なるほど。うさぎもオスは気性が激しくなる時期もあるんですね。歯の強いうさぎのケンカは激しくなるとちょっと大変そうです。

うさぎってどんな生き物?

現存するうさぎは、野生のアナウサギが祖先になっているそうです。

ネズミと同じ齧歯目に分類されていると思ってる人も多いようですが、最近の遺伝子解析技術の進歩や、前歯が二重になっていることから、ネズミとは違う重歯目の分類になっています。

歯が伸び続けるところはネズミと一緒ですが、ネズミの門歯が4本なのに対してうさぎの門歯は6本あるところが違うのだとか。

「うさぎは毛も柔らかく、ずっと触っていられるくらいさらツヤの被毛が特徴のとてもかわいい生き物ですよ」そう佐藤さんは話してくれます。

確かにふわふわの被毛をずっと撫でていたくなる気持ち、よくわかります!

うさぎを飼育していて一番気をつけていることは?

うさぎの飼育で何に気を使うかを聞いてみたところ、

一番気をつけているのは体調管理です」

開口一番にこの回答が返ってきました。 

「自然界でうさぎは捕食される側なので、弱っていると狙われやすいのです。

そのため体調不良になっていても、それを隠そうとします。日頃からよく観察して、早く体調の変化に気付いてあげないと手遅れになってしまう心配もあるので、体調が悪くなっていることに出来るだけ早く気づけるように意識しています」

体調が悪いのを隠すなんて健気な気もしますが、うっかり見過ごしてしまわないように、日頃からの目配りが大切なのですね。

うさぎとふれあうときに注意点してほしいことは?

伊香保グリーン牧場では、うさぎとのふれあいができるコーナーが設けられています。そこでうさぎとふれあう際にはどんなことに気をつければいいのか、佐藤さんに聞いてみたところ

  • 口元に手を近づけないようにする
  • 抱っこが苦手な子が多いので持ち上げない

この2点に気をつけてほしいとのことでした。

口元に不用意に手を出すと噛まれてしまう恐れがあるからだとか。

また、持ち上げられると怖がって飛び出そうとする子が多く、抱っこしている人もうさぎもケガをする心配があるので、それを防ぐためそうです。

うさぎだってケンカする!でも本当はおとなしくて可愛いんです!

画像提供:伊香保グリーン牧場

うさぎは基本的にはおとなしい生き物なのだと話す飼育スタッフの佐藤さん。思春期のオス同士のケンカなどでまれに激しいケンカになることもあるようですが、1匹1匹に表情があり、それぞれに可愛い表情があるのはどんな動物も一緒ですね!

愛情を持ってお世話していると、うさぎの気持ちもわかるようになるそうです。

グリーン牧場を訪れたら、うさぎたちとふれあうのはもちろん、お世話をしている飼育スタッフの愛情あふれる表情やうさぎとの関わり方に、注目してみるのもいいかもしれませんね。

◆施設情報

群馬の伊香保温泉すぐ近く、榛名山麓に広がる大自然の中にある、自然循環型の本格派牧場。動物と触れ合ったり大迫力の「シープドッグショー」を楽しんだりすることができる。
伊香保グリーン牧場
所在地:群馬県渋川市金井2844-1
料金:大人1,500円・子ども(3歳〜小学生)800円
営業時間:9:00〜16:00

ウサギの種類もまとめているのでぜひチェックしてみてください。

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