この記事は2024年7月時点の内容です。
- マンタに出会うなら沖縄県石垣島がおすすめ
- クジラにも会えるかも!?鹿児島県の奄美大島
- 透明な水中世界が楽しめるのは、高知県の柏島
- 「日本のガラパゴス」ともいわれる小笠原諸島
水族館以外で海の生き物に出会いたいなら、ダイビングなんてどうでしょう?北海道の穏やかな海である知床から、熱帯魚の楽園とも称される沖縄まで、日本国内には透明度抜群のダイビングポイントがたくさんあります。
また、四季折々の海の表情を楽しんだり、各地の固有種に出会いにいくのもダイビングの魅力の1つ。
そんな素敵なダイビングポイントの中でも、今回は初心者からベテランまで楽しめる人気のダイビング地域とポイントを紹介します!気になるダイビングスポットがあれば、ぜひ海の世界へ足を運んでみてください!
目次
大人気のダイビングスポット!マンタに出会うなら石垣島(沖縄県)
沖縄県に属する石垣島は、その透明度と豊富な海の生物でダイバーたちを魅了する人気のダイビングスポットです。特に、高い確率でマンタに出会えることで知られ、毎年多くのダイバーが訪れます。
石垣島のダイビングでは美しいサンゴ礁やカラフルな魚、そしてマンタやエイなどの大型生物に出会うことができます。また、海中洞窟やほぼ垂直に切り立った水中の地形(ドロップオフ)など、地形を楽しめる多彩なダイビングポイントがあり、初心者から上級者まで海を堪能できるポイントが満載!
石垣島でのダイビング体験は、海の魅力を存分に味わえること間違いなしです。
大型の回遊魚は見逃せない!石垣島で見たい魚はコレ
石垣島の海は石垣ブルーと言われる透明度抜群の海で、カラフルな魚との出会いがたくさんあります。ここでは、石垣島でのダイビングで出会える魚を紹介します。
その大きさには何度見ても圧倒される【マンタ】
石垣島の誇る巨大な姿、マンタ。その壮大な群れや繁殖地での舞は、まさに感動の一言。1月〜3月は水面にプランクトンを食べに現れるマンタに会うことができ、水中で見るとより間近で迫力のある姿を楽しめます。
体の色の美しさと優雅な動きが魅力【コブシメ】
石垣島のサンゴ礁に隠れる小さな宝石、コブシメ。その美しい体色と華麗な泳ぎは、ダイバーたちを魅了します。6月はコブジメの交接の時期で海中で交接しているコブジメに出会えるかも…!?
群れで泳ぐ様は圧巻の一言【イソマグロ】
石垣島の水深に潜む、迫力満点のイソマグロ。その俊敏な動きと力強い姿は、ダイバーたちに圧倒的な存在感を示します。彼らの群れを眺めたら、とても贅沢なダイビング体験になることでしょう。
石垣島で潜ってみたいおすすめポイント
石垣島の海は、透明度の高さと多彩な海洋生物が魅力。ここでは、ダイビング初心者から上級者までおすすめのポイントを紹介します。
※ダイビング時期や当日の海のコンディションにより、潜れるポイントは異なります
マンタを狙うならここ!【マンタシティポイント】
マンタシティポイントは、その名の通りマンタの群れが見られる場所。壮観な姿を楽しめることで知られ、透明度の高い海での感動的なダイビングが期待できます。
大型回遊魚に高確率で出会える【ヨナラ水道】
ヨナラ水道は石垣島と西表島の間に広がる海域。時期によってはマンタに出会うことができますが流れの速い水道が特徴なので中級者以上のダイバーが対象です。スリル満点のダイビングを楽しみたい人におすすめです。
神秘的な生き物に出会える!南の楽園、奄美大島(鹿児島県)
奄美大島は、鹿児島県に位置する南の楽園であり、ダイビング愛好家の間で人気の高いスポットです。
その海は透明度が高く、カラフルなサンゴ礁や多彩な海洋生物が息づいています。奄美大島の海ではウミガメ・マンタ・クジラなど、多種多様な海の生き物たちに出会うことができます。
奄美大島への旅は、海の生き物との神秘的な出会いと、自然豊かな景色や郷土料理など島の魅力に触れる絶好の機会です。
クジラにも会えるかも!?奄美大島で見たい魚はコレ
奄美大島の海は、多彩な海洋生物が息づくダイビングの楽園。その中でも、特に見逃せない魚を紹介します。美しい海底で出会いたい生き物を探しに、奄美大島へダイビングに出かけましょう。
圧倒的な存在感を肌で感じ、その姿を目に焼きつけたい【ザトウクジラ】
奄美大島の海で最も迫力満点な生物の一つ。大きな体と力強い泳ぎは圧倒的な存在感。冬の時期にはホエールスイムが実施されますが、ダイビングでの出会いは別格。ラッキーなダイバーには、その姿を間近で堪能するチャンスがあるかもしれません。
奄美大島の固有種!会えたらラッキー【アマミホシゾラフグ】
写真提供:ダイビングショップネバーランド
繊細な模様と美しい色彩が特徴。奄美大島の海では、この地域固有の種として見られますが1年中いつでも観察できるわけではありません。経験本数50本以上の中級者以上のダイバーが対象ですが海底を彩る、アマミホシゾラフグの愛らしい姿を探してみましょう。
奄美大島のおすすめポイント
奄美大島には、ダイバーが夢中になる魅力的なポイントが数多く存在します。透明度の高い海や豊富な海洋生物が魅力の、奄美大島のおすすめダイビングスポットを紹介します。
※ダイビング時期や当日の海のコンディションにより、潜れるポイントは異なります
アマミホシゾラフグをはじめかわいい魚の宝庫【バベル】
奄美大島を代表するダイビングポイント。美しいサンゴ礁や多彩な海洋生物が生息し、クリアな水中世界を堪能できます。
浅めのポイントで豊富な魚を撮影できる【倉崎ビーチ】
穏やかな波と美しい海岸線が特徴のビーチ。サンゴ礁の豊かな海を散策しながら、さまざまな生き物たちとの出会いを楽しめます。
奇跡の透明度!夢のような水中世界、柏島(高知県)
奇跡の透明度と夢のような水中世界が広がる、高知県の隠れた宝石ともいわれる「柏島」。柏島周辺の海はまさに透明度抜群で、あまりの透明度に船が浮いているように見えるほど。
カラフルなサンゴ礁や綺麗な岩場、さらには1000種類以上の魚たちが生息しているといわれており、まるで夢の中にいるかのようなダイビング体験を味わえるでしょう。
ここで発見された新種も!柏島で見たい魚はコレ
柏島の海は、多彩な海洋生物が息づくダイビングの楽園。その中でも、特に見逃せない魚を紹介します。
美しい朱色の体をじっくり眺めたい【ホムラハゼ】
柏島の海にはさまざまな種類のハゼが生息しています。中でも体が炎のように赤いホムラハゼはその独特の姿で人気の魚です。
柏島で発見された新種!【ムチカエルアンコウ】
写真提供:NPO法人黒潮実感センター
柏島周辺の水深45mの砂地上の岩棚で見られる、カエルアンコウの仲間。柏島で発見された新種です。
テッポウエビと共生している姿も見られるかも【キツネメネジリンボウ】
ネジリンボウの仲間では比較的深いところを好む魚です。ダイバーとしては見つけたラッキーな魚でもあります。
柏島のおすすめポイント
柏島は、透明度抜群の海と豊富な海洋生物が魅力のダイビングスポット。特に、柏島のクリアな水中世界を堪能しながら、さまざまな生物たちとの出会いを楽しめます。
※ダイビング時期や当日の海のコンディションにより、潜れるポイントは異なります
日本有数のサンゴとマクロフィッシュの宝庫【後の浜(うしろのはま)】
柏島の東側に位置し、透明度の高い海で知られています。美しいサンゴ礁や多彩な海洋生物が堪能できる柏島というよりは四国を代表するスポットともいえます。
砂地でハゼ探索も楽しい【竜の浜(りゅうのはま)】
柏島の西側に広がるビーチで、穏やかな波と美しい景色が魅力。カラフルな魚たちが生息する海を楽しめます。
回遊魚やマンボウにも会えるかも⁉️【勤崎(つとめざき)】
柏島の南西部に位置し、クリアな水と豊かな海の生物が楽しめるポイント。ドロップオフ状の地形でやや深めのポイント。さまざまな魚たちの写真を撮りたいダイバーには楽しい出会いが待っているでしょう。
アクセスは船で1日。日本のガラパゴス小笠原諸島(東京都)
日本の南東に位置する小笠原諸島は、まさに日本版ガラパゴスと称されるほど自然の宝庫です。
東京から船で1日かけて到着するこの島は、透明度抜群の海と多彩な海洋生物が豊富に生息することで知られています。島全体が自然保護区に指定されており、美しい海や豊かな生態系を守りながらダイビングを楽しむことができます。
船でしか訪れることができないため、最短でも旅程に5日以上の余裕がないと訪れることができないので、日程調整には注意が必要です。
回遊魚から固有種までみどころ満載!小笠原諸島で見たい魚はコレ
小笠原諸島は、美しい海と豊富な海洋生物が息づくダイビングの楽園。その中でも、特に見逃せない魚を紹介します。海の生き物たちとの素晴らしい出会いを楽しむために、日本最後の秘境、小笠原諸島へダイビングに出かけましょう。
群れに会えたらその優雅な姿を堪能したい【ミナミハンドウイルカ】
小笠原諸島周辺の海域で見られる、ハンドウイルカの一種。群れをなし、優雅に泳ぐ姿は圧巻です。
小笠原諸島の固有種!一度はその姿を見ておきたい【ユウゼン】
小笠原諸島の固有種。黒と黄色の珍しくも、鮮やかな色彩が特徴で、海底を彩る美しさです。
その美しい緋色の体をじっくりと眺めたい【ベニゴンベ】
小笠原諸島周辺の海底で見られる、鮮やかな赤色の体色と眼の後方と体側の背部が黒色で囲われている特徴的な模様を持つ魚です。岩場やサンゴの間に潜む姿を探したくなります。
ダイビング中に会えたら超ラッキー!【シロワニ】
小笠原諸島周辺の海で見られる、サメの一種。沿岸の波打ち際から水深約200mにまで出現するといわれており、産卵時期には海面に浮上することから、港からでも見ることができるのは小笠原諸島ならではの出会い方。
水中で泳ぐ姿をダイビングで見ることができたらラッキー。
小笠原諸島のおすすめポイント
小笠原諸島は、透明度抜群の海と多彩な海洋生物が魅力のダイビングスポット。美しいサンゴ礁や海中洞窟、そしてさまざまな魚たちが生息する海を堪能できる。ダイビング初心者でも本土では出会えないさまざまな生き物と出会うことができるでしょう。
そして中級者以上であれば、ダイビングポイントの選択肢も増えるため素晴らしいダイビング体験が待っていること間違いなしです。
※ダイビング時期や当日の海のコンディションにより、潜れるポイントは異なります
100匹以上のイソマグロの群れに出会える秘境【マグロ穴】
大きな吹き抜けの穴に100匹以上のイソマグロが群れている、小笠原諸島からボートで2時間のケータ列島の嫁島に位置する美しい海と豊富な生物が生息する秘境。
海況が良く、ボートに同乗するゲストのダイビングレベルがそろったタイミングでしか行けず、夏の時期しか遠征することができない幻のダイビングポイント。
流れは速めでも回遊魚と高確率で会える【閂ロック】
小笠原諸島周辺のダイビングスポットの一つ。海中洞窟や岩場が点在し、カラフルな海洋生物が生息しています。
1年を通して四季折々に変化する海を楽しもう
四季折々でその表情を変える海の美しさ。それが国内ダイビングの魅力です。1年を通してさまざまな海の生き物と出会えるのは、まさに贅沢の極み。
春夏秋冬の海の魅力を味わい尽くし、海の生き物たちとの素晴らしい出会いを楽しみましょう。いつでも潜れる国内ダイビングは、驚きと感動の連続です。
ダイビングポイントは1つ1つ紹介しようとするときりがないほど。今回紹介したポイントは数あるダイビングポイントの中のほんの一部です。この記事が皆さんの素敵なダイビングライフのきっかけになれば嬉しいです!