この記事は2024年7月時点の内容です。

まとめ
  • 犬・猫に破られたソファーは、パッチワーク・ダーニング・ウィービングなどで、おしゃれに修繕できる
  • ソファーをボロボロに破ってしまう理由には、マーキングや穴掘り行動、ストレスなどがある
  • ソファーを守る対策は、爪のお手入れやしつけ、ストレスの解消など
  • 補修する場合は、作業時の別部屋への隔離や、誤飲しないように対策が必要

元気いっぱいな愛犬や愛猫と暮らしていると、勢いあまって、家具や衣類などが被害にあうこともありますよね。今回は、ハンドメイドが趣味のTierライターが、犬や猫に破られたソファーの修繕アイデアを紹介します。

犬や猫がソファーを破る理由や、ソファーを守る対策も併せて、学びを深めてみましょう。

犬や猫に破られたソファーのおしゃれなリメイクアイデア

ここからは、犬や猫に破られたソファーをおしゃれにリメイクするアイデアを紹介します。素敵な作品を見ながら、修繕をするときのヒントにしてください。

爪研ぎあとをパッチワークでリメイク

ベンちゃんねる(@user-cg7db1qt3r)さんが紹介してくださっているのは、猫の爪研ぎあとをパッチワークでリメイクする方法です。YouTube動画を見ながら、パッチワークを使った修繕を学んでみましょう。

使う材料は、皮の端切れと皮用の丈夫な針と糸。破れたところをおおうようにカットした皮に、レザークラフト用の穴あけパンチで、針を通す穴を開けていきます。手縫いで修復すると、直せば直すほど愛着がわくそうです。愛猫のアルさんが登場する、ねこねこタイムにも注目してみてください。

画像提供:ベンちゃんねる(@user-cg7db1qt3r)さん

毎年恒例⁉️ソファーカバーのパッチワーク修繕

ソファーカバーのパッチワークは、@monaka_makingさんの作品です。ソファーの破れは、愛犬の穴掘り行動と布自体の劣化が重なっているそう。

毎年恒例で行っているお直しを積み重ねることで、カラーが増えるごとに雰囲気が変わって素敵です。ゆっくりと育てていくような修繕方法ですね。

リメイク素材は、ダイソーなど100円均一でも手軽に購入できるようになりました。端切れや合皮用補修シートなどを使って、パッチワークに挑戦してみましょう。

画像提供:@monaka_makingさん

商品▼

はぎれネイビー|DAISO

合皮用補修シートシールタイプ 黒 こげ茶 8cmX14cm 1枚|DAISO

ダーニングを施しておしゃれに修繕

@monaka_makingさんは、ソファーにダーニングも施しています。ダーニングとは、「繕う」こと。ヨーロッパ発祥の針と糸だけで補修する方法です。修繕箇所が目立たないようにもできますが、あえてカラフルな糸を使うことで、可愛くお直しができる方法です。

次は何色の糸にしようか、どこまで繕おうかと考えながら修繕するのも、楽しそうですよね。

ダーニングなら、穴の空いたお洋服も可愛く!

ダーニングは、ペットと遊んでいるときに破れてしまった衣類に施しても、とても可愛いです。@monaka_makingさんは、穴が開いた室内着を、蜂の巣のようなハニカムダーニングで修繕しています。好みに合ったカラフルな糸で修繕すると、より愛着がわく一着になりそうです。

画像提供:@monaka_makingさん

ウィービングを施して素敵に変身

@kazumin_fiberartさんが紹介してくれているのは、ウィービングの方法です。ウィービングとは、「織物」のこと。縦糸と横糸を組み合わせて織った生地が、織物です。

ウィービングをしたい場所に縦糸を張ってから、マクラメ用の糸をジグザグに通したり、結んでみたり。マクラメ糸や毛糸、着なくなったTシャツを裂いたものなど、素材によって雰囲気が変わるところもおもしろい修繕方法です。紹介されているのはタペストリーサイズですが、ソファーに施すと素敵に変身しそうですよね。

画像提供:@kazumin_fiberartさん

大きな損傷は、カバーの交換や専門業者に修繕依頼をする

修繕しきれない大きさの破れは、カバーごと交換しましょう。ペットが爪を引っかけても破れにくく、汚れにくい素材のフルカバーがおすすめです。ニトリでは、ペットの爪の引っかかりに強く、破れにくい素材のソファーカバーを購入できます。

ソファー本体に損傷があった場合は、ペットのけがを防ぐため速やかに撤去するか、専門業者に修繕依頼をしましょう。

▼商品

肘付ストレッチソファカバー(レジスト2 GY 3人掛け用)|ニトリ

犬や猫がソファーを破るのはなぜ?

犬や猫がソファーを破るのは、どのようなときでしょうか?ペットがソファーをボロボロにしてしまう3つの理由と、ソファーを守るための4つの対策について解説します。

ソファーをボロボロにする3つの理由

犬や猫が、ソファーをボロボロに破ってしまう理由を大きく分けると、以下の3つです。

  • 爪研ぎや噛みたくなる素材でできている
  • マーキングや穴掘り行動
  • ストレスの解消

ソファーは、猫にとって爪研ぎに最適な家具です。力強く爪研ぎをしても、ほとんど動かない安定感や、爪研ぎをしたくなる柔軟性のある素材は、猫にはとても魅力的です。

犬は寝床を作ったり、獲物を隠したり、穴掘り行動をする習性があります。犬の穴掘り行動は、ソファーの上でも始まることがあり、自分の匂いをマーキングして、安心感を得るためにも行われます。

ソファーが破れてしまうほどに爪研ぎや穴掘りをする場合は、遊んでもらえない、留守番が多いなど、ペットにストレスがたまっていないか注意が必要です。

ソファーを守る4つの対策

犬や猫からソファーを守るためには、どうすればいいのでしょうか?ソファーを守る対策は、以下の4つです。

  • こまめに爪をお手入れする
  • しつけをする
  • 遊んでストレスを解消する
  • 破れにくい素材に変える

さまざまな種類の爪研ぎグッズを設置したり、爪が伸び過ぎないように市販のグッズでカットしたり、こまめに爪のお手入れをしてあげるようにしましょう。そして、「ここで爪研ぎや穴掘りをしてはいけないよ」と、ペットが理解してくれるように繰り返し教えこみ、しつけることも大切です。

犬や猫は、遊んでもらえないとストレスがたまり、ストレスを発散させるために、過度に爪研ぎや穴掘りをしてしまう子もいます。ペットとしっかり遊んで、ストレスを解消してあげるようにしましょう。

また、ペットのいたずらに耐えられるソファーを選ぶことも、有効な対策のひとつです。目の細かいスウェードやレザー、爪が引っかかりにくい機能性ファブリック素材を選ぶだけでもソファーが破れにくくなります。

犬や猫と暮らしている人が補修する場合の注意点

破れたソファーの修繕をすると補強ができますが、ペットと暮らしている人は、注意が必要です。修繕作業をするときは、ハサミや針を使うため、ペットが近付いてこないように別の部屋へ避難させましょう。

また、リメイクに使う素材選びにも気を付けましょう。柔らかい毛糸や布を使うと、爪研ぎや噛んで引きちぎった素材を誤飲する危険があります。簡単に破れないような素材や、修繕方法を選びましょう。

ペットが暮らしやすいように飼主が対策をしよう

今回は、犬や猫がソファーを破る理由と対策、破られたソファーの修繕アイデアを紹介しました。

ソファーのリメイクには注意点もありますが、愛犬や愛猫が破った場所を修繕して使い続けていると、一緒に暮らした思い出も残りますよね。ヨーロッパ発祥のダーニングは、古くからありますが、現代では新しく感じる修繕方法です。手を加えながら使い続ける、日本の「もったいない」文化にも通ずるものがあるのではないでしょうか?

犬や猫は、爪研ぎや穴掘りを本能的に行なっているため、完全にやめさせるのは難しいケースもあります。ペットからソファーを守るために、飼主さんが適切な対策をしましょう。

 

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