• 犬に服を着せている人は56%
  • 寒い時期に服を着せる人は70%
  • 服を買うときはネットよりも実店舗を利用する人が多い
  • 犬に服を着せるのは、寒い時期や紫外線対策などの場合は獣医師も推奨

ペットとの生活は小さな選択の連続です。体調管理やフード選び・おもちゃ選び・しつけの進捗……。多くの選択の中で、飼主もワクワクする時間のひとつが服選びです。特に寒い季節はペットの防寒のために、服を選んでいる飼主も多いですよね。

今回は、愛犬の服選びについて紹介します。ペットに服を着せる理由は「可愛いから」だけではありません。ペット用の服が持つ役割を学びながら、先輩たちの意見を参考にしていきましょう。

犬に服を着せる人は56%で半数以上が服を着せています

Tierでは、約100人の犬を飼っている人を対象にアンケートを行いました。

回答者の過半数は小型犬(主に柴犬・トイプードル・チワワ・ミニチュアダックスフンド・MIX犬など)を飼育している人が多いことを踏まえつつ、犬の服についてのアンケート結果を紹介します。

寒い時期に服を着せる人は約70%

アンケートによると、寒い時期に犬に服を着せている飼主は約70%という結果になりました。その中でも約38%の飼主は、冬期だけではなく基本的に一年中服を着せているのだそうです。

日本で飼育されている犬種は約200種類にも上ります。犬種によって寒さに強い・弱いや被毛が長い・短いなどの違いがあります。多頭飼育をしている飼主は、ある犬種には着せない時期でも違う犬種には着せるというように柔軟に対応している人も多いようです。

服を選ぶポイントはサイズと保温性

「犬用の服を選ぶ基準」のアンケート結果を紹介します。

  • サイズ(約68%)
  • 保温性(約46%)
  • 体表面のカバー率(約41%)
  • 着脱のしやすさ(約41%)
  • 動きやすさ(約41%)
  • デザイン性(約38%)
  • その他(約2%)

結果を並べてみると、見た目のデザイン性よりも機能性が重要視されていることがわかります。中でも「まずはサイズを優先して選ぶ」という声が多いようです。

また冬期のみ服を着させている飼主も多いことから、保温性が重要視されていることもわかります。特にチワワやポメラニアンのような小型犬・超小型犬は寒さに弱いため、日没後に冷えやすい春や秋などにも服を活用してあげたいですね。

3,000円以下で探している人が約65%

犬に服を着せている人へのアンケートでは「3,000円以下で探している」と答えた人が全体の約65%という結果になりました。3,000~4,000円で探している人は約16%、4,000円以上は約11%でした。

またペット用の服はサイズと比例して価格も上がりやすいため、中型犬・大型犬の割合が増えると全体的に数字が上がっていくことが予想されます。

買うのは実店舗が55%でネットの46%よりも多いのは

実際に犬用の洋服を購入する際には「オンラインで買う」と答えた人が46%「実店舗で買う」と答えた人が55%という結果になりました。

生活や買い物のオンライン化が進む中で「実際に現物を見てから買いたい」と思う飼主が多い理由は、やはり購入においてサイズ感が重要視されているためだと予想されます。

中には「ハンドメイドで作る」というツワモノ飼主も。手作りの場合はリアルタイムで愛犬にフィッティングしてもらいながら作れるので、サイズ感もバッチリですね!

実際に買っている店舗も教えてもらいました!

ここでは、アンケートでお答えいただいた「実際に飼主が犬用の服を購入しているショップ」を紹介します。

PET PAEADISE

PET PAEADISE(ペットパラダイス)は雑貨とペット用品のオンラインショップです。季節に応じたファッショナブルな犬用の服をチェックできます。まるで人間用のファッションのようなハイセンスなデザインが多く、機能性とデザインを両立させたアイテムが多いことが人気です。

AEON PET

AEON PET(イオンペット)は全国各地に展開されているイオングループのペット施設です。犬用の服を始めとするアイテムショップだけではなく、ドッグランや動物病院、トリミング、ペットホテルなどを備えている店舗もあります。大型グループということもあり商品にも安心感があります。

Amazon

オンラインショッピングといえば欠かせないのがAmazon(アマゾン)!ペット用品でも充実の品揃えが魅力です。実店舗で現物を確認しつつ、実際に購入するのはAmazonというケースもあります。

「犬に服は着せないほうがいい」は本当!?

犬に服を着せる理由は、ライフスタイルや犬種・年齢・疾患・環境などによって異なります。アンケートでは、犬に服を着せることに対して肯定的な意見・否定的な意見がそれぞれあがりました。ここでは反対意見の一部や、獣医師からの意見について紹介します。

犬に服は必要ないという意見が意外に多くてびっくり!

以下に「犬に服は必要ない」と答えた人の理由を紹介します。

  • 着せる理由がわからない
  • 飼主の自己満足だと思う
  • 虐待行為と同じ
  • 可愛いとは思うが、犬にとってはどうなのか?
  • 窮屈そうで可哀相

他には「毛球ができるから着せていない」や「雨の日はレインコートを着せているが、それ以外は着せたくない」「寒い時期以外に着せる意味がわからない」などの意見があがりました。

獣医師も推奨する犬に服が必要なケース

Tierによる獣医師インタビューでも、防寒のための服は必要なのだと聞きました。

また防寒以外でも、以下の理由で服が必要なケースがあります。

  • 夏場の紫外線対策
  • 熱中症対策
  • ダニ・ノミなどの虫よけ
  • 介護サポート
  • 生理対策のサポート
  • 手術後や傷口の保護

また犬用の服は抜け毛の飛び散りも防ぐため、公共交通機関を利用する際はアレルギー持ちの人や動物が苦手な人たちへの配慮にもなります。

特に子犬やシニア犬などの体温調節機能が弱い犬や、イタリアングレーハウンドのような被毛が非常に短い犬種は、健康な体を維持するために防寒対策は必須といえるでしょう。

以下の記事では、犬用の服の必要性について紹介しています。今回の記事と合わせて参考にしてください。

【獣医師インタビュー】冬に増える犬の病気・ケガ・事故<理由編>

犬の冬の散歩って必要?犬の大きさ別の寒さ対策も解説

犬種や環境に合わせて適切な服選びをしていこう!

今回は、犬用の服についてのアンケート結果を中心に紹介しました。

犬用の服は、ファッション性以外にもさまざまな役割を持っています。一概に「犬に服はいらない」と判断するのではなく、ペットの年齢や状態などに応じて適切な服を選んでいきましょう。

ただし服を選ぶ際は、愛犬の体に負担がかかっていないか注意が必要です。特にサイズや防寒性、動きやすさなどの機能面を優先し、犬も人も安心な環境を整えてあげてください。

 

・調査概要
調査対象:Freeasyに登録している全国の20代〜60代の男女会員1000人
調査方法:WEB回答
調査期間:2022年12月7日〜2022年12月10日
有効回答数:100人
調査会社:アイブリッジ株式会社