まとめ
  • 家の中ではおもちゃや食べ物、植物の誤飲・誤食が多い!また、電気コードをかじることでの感電にもご注意!
  • 高いところに登る猫は落下ややけどの危険もあります。立ち入れないように対策をすることが重要
  • 外出や散歩、脱走には気をつけましょう。取れにくいハーネスの併用や網戸ロックが有効◎

「猫は家の中で飼っているから安全」と思われている飼い主さんもいるのではないでしょうか。実は、家の中にも猫にとって危険なポイントはたくさんあります。

大切な愛猫だからこそ、できる限り身の回りの危険から遠ざけてあげたいですよね。

この記事では、猫との暮らしで注意したい8つのことを紹介します。今からできる対処方法も記載していますので、飼い主さんはぜひ参考にしてください。

家の中にひそむ、猫への危険ポイント

ここでは家の中にひそむ、猫にとっては危険なポイントを6つ紹介します。「大丈夫だろう」と思っても、予想外の行動をするのが猫というもの。

なかには命の危険に伴うこともあるので、ぜひ確認してみてください。

おもちゃや植物などの誤食・誤飲

おもちゃや観葉植物など、家の中には猫が誤食・誤飲するものがたくさん存在します。猫の誤食・誤飲は飼い主さんが注意して見ていれば防げるので、口に入れそうなものは片付ける、手の届かない場所に置いてさわれないようにするなど対策しておきましょう。

また、猫にとっては毒になる食べ物もあります。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【獣医師監修】猫が食べると危険な食べ物とは?誤食時の対応と注意点

電気コードからの感電

猫は遊びたいときやストレスが溜まっているときなどに、電気コードを噛んでしまうことがあります。しかし電気コードを噛むと感電する危険も。

感電してしまうと、やけどやけいれんだけでなく、内蔵や心臓にダメージがおよび最悪死に至る可能性もあります。コードはできるだけむき出しにせず、コードカバーを付けたり、噛み癖を防止するスプレーを使ったりして必ず対策しましょう。

高いところからの落下

猫は高いところが大好きですが、高すぎる場所からの落下には注意しましょう。個体差はありますが、2m以上の高さから落ちると、怪我をする可能性が高くなります。マンションやアパートの高層階から落下した場合、怪我ではすまないかもしれません。

落下防止のために、ベランダにネットを張ったり、網戸ロックを使ったりして事前に対策しておくと安心です。

首輪にも気をつけよう

室内で飼っている場合でも、万が一のときに備えて首輪を付けたいと考える飼い主さんも多いでしょう。ただ、首輪にも危険性はあります。首輪に慣れていなかったり、嫌がったりする猫だと、無理やり外そうとして口に引っかかり「さるぐつわ」状態になってしまうことも。

その状態になると怪我や窒息の危険があるため、首輪のサイズを人の指2〜3本が入るくらいに調整する、外れやすい首輪を選ぶようにすると事故を防げます。

コンロやストーブでのやけど

料理中に、猫がキッチンのうえに登ってくるのはよくあることですよね。また、寒い時期になるとストーブの近くで暖を取ることも増えるでしょう。

このとき、キッチンのコンロやストーブによるやけどに注意です。猫は痛みを隠す習性があるため、気づいたときには症状が悪化していることも。

  • コンロガードを置く
  • ストーブに防護柵を設ける
  • キッチンに入れないように、ゲートを設置する

などの対策をして、愛猫をやけどから守ってあげてください。

家の中でのケガ

猫は足音を立てずに歩くため、居るのに気づかず飼い主がドアを閉めてしまったり、踏んでしまったりして捻挫することもあります。また、肉球の毛(タフト)が伸びていると、床で滑って腰や関節を痛める原因にも。

家の中でのケガを防ぐためにも、周囲に猫が居ないか日頃から注意する、猫の爪や毛のケアを定期的に行うなどをして予防するのがおすすめです。

猫との外出時や脱走にも細心の注意を

最近では、猫用の散歩グッズを目にすることも増えました。猫と一緒に外出したいと考える飼い主さんも多いでしょう。

そこで気をつけたいのが、猫の脱走です。逃げてしまったらすぐに捕まえるのは難しいので、脱走させないためにもぜひ内容をご覧ください。

脱走や転落

外出から帰ってきてドアが開いたタイミングや、ベランダで洗濯物を干すときなどに、猫が脱走したり転落したりしてしまうことがあります。一度脱走や転落してしまうと、無事ではすまないこともあるでしょう。

自分で網戸やドアを開けてしまう猫もいるため、網戸ロックで開けられないようにする、玄関に高めの柵を設けるなど対策するのをおすすめします。

外出時の脱走にも気をつけよう

散歩や動物病院の行き帰りなど、猫を連れて外に出ているタイミングでの脱走も少なくありません。家の付近ならまだしも、よく知らない場所で脱走してしまうと見つけるのは大変です。

猫を車に乗せて移動する場合は、キャリーに入れたり、散歩は猫用の外れにくいハーネスを使用したりするなど、外出時の脱走に気をつけておきましょう。

大切な愛猫だからこそ危険から守ってあげたい

今回は、猫との暮らしで注意したい8つのことを紹介しました。家の中にも危険はたくさん潜んでいます。

「このくらい大丈夫」と思っていても、猫と暮らしていると万が一のことも起こり得ます。どれも飼い主さんが注意していれば防げることばかりなので、ぜひこの記事を参考にして、大切な愛猫を危険から守りましょう。