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みなさんは、ネズミと聞いてどのような姿をイメージしますか?

街中にいる大きなネズミや、穏やかなゴールデンハムスター、快活なジャンガリアンハムスター……。人によってさまざまな生き物が連想されるかと思います。

ここで紹介するのは、すべての人がイメージするネズミよりも小さい世界最小のネズミ」!その名も、アフリカチビネズミです。

アフリカチビネズミとは?生態や特徴を解説

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ここでは、アフリカチビネズミの基本情報を紹介します。小さな体に大きなパワーを秘めたアフリカチビネズミは、じわじわと注目度が上がっている動物の一つです。ぜひこの機会に、一般的なネズミとの違いを学んでみましょう。

さまざまな名称を持つ、世界最小のネズミ!

アフリカチビネズミは、1円玉にも収まってしまうほど小さい「世界最小のネズミ」です。

平均体重はわずか3gしかなく、アフリカンピグミーマウスやコビトハツカネズミなどの名称を持っています。どの名前からも、突出した体の小ささが特徴的であることがわかりますよね。

アフリカチビネズミの基本的な性格

アフリカチビネズミは非常に臆病な性格をしています。警戒心が強く、一般的なペット用ハムスターと比べてスキンシップが困難な傾向にあります。

飼育下ではあくまで観賞用の動物であり、アフリカチビネズミを刺激しない環境が必要です。

アフリカチビネズミの寿命・かかりやすい病気

アフリカチビネズミの寿命は1~2年であり、齧歯類のなかでは短命といえます。

生物特有の疾患はとくにありませんが、皮膚病・結膜炎・リンパ腫症など一般的なネズミがかかりやすい病気に注意する必要があります。

インスタで発見!アフリカチビネズミの愛され姿

臆病な性格と小さすぎる体から、飼育が難しいといわれているアフリカチビネズミ。ここでは、実際にアフリカチビネズミを飼育している飼主のインスタ投稿写真を紹介します。クリクリの瞳とミニマムな姿の魅力を、存分に楽しんでください!

世界最小のネズミ団子をご覧あれ!

@m.y_k625さんの飼育ケージでは、アフリカチビネズミたちが団子状にお休み中!世界最小のネズミが織りなす、世界最小のネズミ団子です。警戒心が強いアフリカチビネズミたちが穏やかに眠っている姿から、飼育環境がしっかりと整備されていることが伝わります。

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小さな姿と比較すると、すべてのモノが大きく見える!

アフリカチビネズミは、平均体重約3g。小型ハムスターといわれるジャンガリアンハムスター(平均体重約30g)やロボロフスキーハムスター(平均体重約25g)よりも、圧倒的に小さいんです!

@kankan1115_ham さん宅の「ケアル」ちゃんも、周りの物と比較して非常に小さいことがわかります。

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クリクリお目めと、華奢な手足がたまらない…!

「エルマー」君は、@ir0kaさんと暮らす男の子。ミニサイズのカボチャの置物と一緒に、貴重なカメラ目線をくれました!クリクリのお目めと小さなお手てが、たまらなく愛らしいですよね……!体と比較して大きめの耳も、アフリカチビネズミのチャームポイントです。

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実は難しい!アフリカチビネズミの飼育方法のポイント

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ここでは、アフリカチビネズミを飼育する際のポイント・注意点を紹介します。

アフリカチビネズミはまだ飼育情報が少ないうえに、ペット初心者が飼育するには難易度が高い動物です。お迎えの際は飼育環境の条件をよく確認し、アフリカチビネズミの特徴を深く理解しましょう。

アフリカチビネズミは何を食べる?

アフリカチビネズミは、穀物を中心とした果実・野菜などを食べます。飼育時は、小鳥用のシードやハムスター用フードが主食です。

体が小さく食べる量が少ないため、果物・野菜を与える際は傷まないよう少量ずつ与えましょう。

ジャンプ力が高く機敏!脱走は絶対に防止したい

アフリカチビネズミの大きな特徴としてあげられるのが、驚異的なジャンプ力と機敏さです。危険を察知すると30㎝以上飛ぶこともあり、脱走の危険性が高い動物といえるでしょう。

人の手が入らないほど狭い隙間にも入り込むため「一度脱走すると二度と会えない可能性が高い」といわれています。

蓋+広いケージを用意する

アフリカチビネズミを飼育する際は、脱走防止のために蓋つきのケージが必要です。また体が小さいため、一般的なハムスター用ケージでは隙間から逃げ出してしまう恐れがあります。

ケージタイプは通気性を踏まえたうえで、昆虫を飼育するプラケースやガラス水槽が適しています。また高いジャンプ力や俊敏性に対応するために、床面積が広いケージを用意すると安心です。

基本的にふれあいはできないと考えよう

アフリカチビネズミは臆病であり、触ろうとすると基本的に逃げてしまいます。また体があまりにも小さいため、スキンシップ自体が肉体的に大きな負担になります。

一般的なハムスターや小動物のようにふれあいを楽しむペットではなく、魚のように鑑賞を楽しむペットであると認識しましょう。

アフリカチビネズミは、特有の飼育方法に気を配ろう

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今回は、アフリカチビネズミの特徴や飼育時のポイントなどを紹介しました。

アフリカチビネズミはその生態上、お散歩やスキンシップは必要ありません。また食費もあまりかからずケージの場所も取りにくいことから、一見すると飼育しやすいペットに見えるかもしれません。

しかし実際は脱走しやすく短命であり、スキンシップができないため体調不良に対応しにくく、飼育難易度が高い動物です。飼育を検討している人は、まずはアフリカチビネズミの生態を理解して「安全な飼育か可能かどうか」を考えていきましょう。

 

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